もとは川だった坂

ムクノキのある崖を下と上から撮ってみました。とても急な坂です。この坂道はもともと川で、今は暗渠になって水が流れているそうです。
小学生のリーフレットには書かれていませんでしたが、ここを川が流れてきて、古地図にある川筋とぐるっとつながっていたとの事です。
崖の下のムクノキは、上から水が流れてくるのを受け止めるストッパーなのですね。(投稿 by norih)

もとは川だった坂
(下から撮った写真、ムクエノキが右側)

もとは川だった坂2
(上から撮った写真、ムクエノキが左側)

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河道とムクエノキ

以前紹介した小学生のリーフレットに、地域の地形とムクエノキの関係を、古地図を使って、なぜここに大きなムクエノキが育ったかを紹介しているページがあります。その部分をもう一度、拡大画面で紹介します。

このあたりが台地の端にあり、水が沸き、そして、水が流れ込む地域であることがよくわかります。実際この辺では、マンションなどの開発のために地盤を堀ったりすると、たいてい水みちに当たってしまい、水が沸いて沸いて、とても困った事態に陥ってしまった物件が多いそうです。


ゆうきリーフレット一部




崖の色

木のある方の崖(写真 上)は、ちょっとコケは生えていますが乾いていて、反対側(写真 下)は常に湿っています。
水の大好きなムクノキが、いつも大量の水を吸ってくれているんですね。
雨が降ると木の緑が生き生きしている、と長年木を見続けている会長さんが言っていました。

むくえのき側の崖

むくえのきのない側の崖

(投稿 by norih)

10月の夕方 鳥とムクエノキ

すっかり秋めいてきましたね。日が暮れるのもずいぶん早くなりました。空を飛ぶ鳥たちは家路に急いでいるところでしょうか。

十月の夕方 鳥とムクノキ(2015-10-21)

(投稿 by norih)

ムクエノキの保水力

雨の降った後の、崖の状況です(ムクエノキは、崖の上、写真のもう少し左側に生えています)

2015年10月11日(雨の後の崖)

2015年10月15日(その後の崖)

上: 10/11 午前10時。 朝がたの雨が止んだ後。斜面から流れ落ちる雨は、最終的に崖のふちにあるムクノキの根が張った土が保水してくれるのでしょう。雨が降ると擁壁に水が染み出して真っ黒になります。

下: 10/15 その後ずっと快晴の日が続きましたが、崖の土壌は常に水が貯まっている状態なので、水の跡が乾く事はありません。

(投稿 by norih)

えのきのリーフレット

地域の小学生が、このエノキを題材に学校の課題でリーフレットを作りました。スライド1
スライド2

スライド3

スライド4

二本の木が一本に!

スライド2

弁天町のエノキ(ムクエノキ)の木は、実は2本が1本になった、合体木なのです。いつの頃に合体したのでしょうか?
(近藤奈津子さん、2012年4月撮影)

6年前のエノキ

6年前のエノキの木です。一度も剪定を受けたことがなく、自然に、自然に成長した姿です。こんな都心に本当に珍しいことです。本当に見事です。(2009年10月、近藤奈津子さん撮影。

  (この写真が掲載されたブログはこちらhttp://http://natsuko-nikki.at.webry.info/201204/article_19.html

成長しすぎて周りの住宅にも覆いかぶさってきてしまっていたので、この後、区に剪定をしてもらいました。それで今の真ん丸な姿になりましたが、かえって枝が増えて、今の方が緑が濃くなった感じがします。

スライド1

ある樹木の専門家の発言

以前、樹木の専門家が近くで仕事をしていたとき。エノキの巨樹を見て、「立派な大木だね。これをもし切るならば、新しく5本は植えないと、崖が崩れちゃうよ」と会長の竹下さんに言ったそうです。普通の樹木5本分の役割は果たしている、ということですね。でもその5本が成長するには、何年かかることでしょうか?

                                                  (投稿by KY)

みどりの審議会での議論から

弁天町のエノキの木は、保護樹木として長年管理されてきましたが、いろいろな経緯があって、保護樹木指定が解除されてしまっています。そのときに、新宿区がみどりの審議委員として委嘱した樹木や景観の専門家たちが、非常に残念である、と以下のような発言をしています。

S委員
・・・この山の手の台地と、それから神田川やなんかの河川という形で、がけとか坂とかが多い新宿のまちであれば、やはり宿命的なニーズだと思いますし、地域のシンボルとしても相当立派なものだと思いますので、ソフト、ハードを含めてぜひ検討していただいて、新宿らしさを残すという意味での施策につなげていただければ、すばらしいことだなというふうに思っております。

S委員
・・・剪定前の木を見ていると、やっぱりすばらしいエノキですね、これね。本来のエノキの形、東京都内でこれだけ残っているというのは、なかなかないのではないかと。樹木医的な立場からいえば、ぜひ残してほしいと思いますけれども、まあ生育基盤をどう整えるか、人々の安全も含めて、日常生活ね。そこら辺を、今の制度の中ではちょっと難しいんでしょうけれども、このエノキを通して将来そういうものが出てきたらどうするかということは、やはりかなり焦眉の急ではないかなというふうに思いますね。・・・これもひとえにあれだけの立派な木があって、何か2本が均一になったみたいな話もありますので、そういう点でもすばらしいのかなという希望的な部分ですけれども、そんな感じをいたしました。

Sa委員
ちょっと見せていただいていて、やっぱり都市の骨格のみどりって、当然崖線とかああいうものが非常に目立つわけで、緑被率は同じだけれども、緑視率でいくと、やっぱり都市の品格というか、貴重なわけですよね。なので、ちょっと私も、何でこういう研究が余りやられていないのかなと今思うんですけれども、やっぱりそういう崖錐の緑地というのをもっと長期の目で、何かいろんな、保護樹林にしてもそうなんですけれども、ちょっと別な角度で、技術開発も含めて、それこそ個人でできるようなものじゃない額ですし、規模なのに、区全体の骨格のみどりとしてすごく目立つものなので何か研究したいなと思います。

木自体の立派さ、また都市の品格としての価値が指摘されています。

資料:平成22年度新宿区緑の推進審議会第一回議事録

                                                        (投稿by KY)
プロフィール

むくのき・えのき

Author:むくのき・えのき
都心 新宿区の街なかに残されたエノキ(ムクエノキ)の巨樹を何とか残したいと地域住民で立ち上げた会、「巨樹の弁天町エノキを愛する会」の活動ブログです。署名をお考えの方は、http://www5e.biglobe.ne.jp/~natsu86/からPDFファイルが手に入ります(印刷してお使いください)。弁天町のつぶつぶカフェさん(http://tubutubu-cafe.net/)でも署名ができます。仲間も募集中です!関心ある方は、mukunoki.enoki@gmail.comまでご連絡ください♪

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