一里塚とエノキについて

進士五十八先生からのメッセージにあった一里塚と榎の関係について、少し調べてみました。

 慶長9年(1604年)、江戸幕府は日本橋を起点として全国の街道に一里塚を設置するよう指令を出しました。一里塚の設置は大久保長安の指揮の元に行われ、10年ほどで完了したそうです。

  一里塚は通常、街道の左右両側に一対の土盛り(直径約12m、高さ約3m)を作り、その上に樹木が植えられています。多くの一里塚には榎が植えられました。一里塚の木の種類を五街道にみると、やはり榎が一里塚の半分以上の55%を占め、松が27%、杉8%で以下桜、栗、椋(むく)、檜(ひのき)、樫(かし)となっているそうです。

 榎は根張りがよく、塚を固め崩れにくくするそうで、一里塚にはまさにうってつけの樹種だったのです。また、成長すると直径1メートル以上、高さ20メートル余りの大木になり、大きく枝を張った姿は遠くからもよく見えるから、街道の一里ごとの目印としても適しています。さらに、夏になると枝いっぱいに青々とした葉を繁らせて、その木陰は旅人に格好の休憩場所を提供してきました。榎は「木」へんに「夏」と書きますが、人間にとって貴重な木陰を作ってくれることが、古くから評価されてきたのでしょうね。

 そして、一里塚の榎は数百年にわたって老朽化することも、ましてや旅人の頭上に崩落することもなく、交通インフラを形作る重要な役割をはたしてきたのです。

iwabuchi enoki1 岩淵一里塚 写真
(写真 静岡県富士市岩淵の一里塚 http://www.kandoujumoku.com/(20)ichirizuka_enoki/ichirizuka_enoki.htmlより)

 
http://www.kandoujumoku.com/(20)ichirizuka_enoki/ichirizuka_enoki.html
公益法人日本鋳造工学会関東支部HP、http://www.j-imono.com/membership/letter/0901.html
http://blog.livedoor.jp/mira47/archives/891809.html より

私たちの大エノキも、夏はほんとうに涼やかな大きな木陰を作ってくれ、涼しい風を周りに送ってくれます。まさしく、”夏の木”ですね!
(KY)
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都心 新宿区の街なかに残されたエノキ(ムクエノキ)の巨樹を何とか残したいと地域住民で立ち上げた会、「巨樹の弁天町エノキを愛する会」の活動ブログです。署名をお考えの方は、http://www5e.biglobe.ne.jp/~natsu86/からPDFファイルが手に入ります(印刷してお使いください)。弁天町のつぶつぶカフェさん(http://tubutubu-cafe.net/)でも署名ができます。仲間も募集中です!関心ある方は、mukunoki.enoki@gmail.comまでご連絡ください♪

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