ムクエノキについて(続き)

ムクエノキについて、もう少し。

「樹木のもつ保水力とムクエノキ」で、ムクノキの葉っぱは表面がざらざらしている、と書きました。このざらざら感は単に剛毛があるからではないそうです。トクサなどと同様に、植物の表面がケイ酸質の物質で覆われているからだそうです。ケイ酸は、石英やガラスの主成分なので、たとえて言えば、葉の表面はガラスで覆われている状態であるとも言えるでしょう。ムクエノキの葉は水に強いのです。また、この葉を食べようとする虫は、砂をかむ思いをすることでしょう。なので、ムクエノキの葉は、虫に食べられにくいのです。このようなケイ酸による装甲は、イネ科やカヤツリグサ科植物などでは普通に採用されているようですが、木本植物では珍しいそうです。

木材は硬めで、粘りがあります。肌目は荒く、耐久性は低いようです。漆器の木地、器具材、工具の柄、天秤棒、楽器材(三味線)などに用いられてきたようです。葉も、剛毛を生かして、乾燥させたものを家具や工芸品の研磨剤として使われていたようです。

関東以西に広く生育していたムクエノキですが、伐採が進み、長野県、沖縄県では絶滅危惧1B種(近い将来における野生での絶滅の危険性が高い)、富山県では希少種とされています。ムクエノキは今や貴重な樹木になりつつあるのですね!

参考
岡山理科大学植物生態研究室(波田研HP had.big.ous.ac.jp
wikipedia
http://www.fuchu.or.jp/~kagu/mokuzai/113.htm

                                                         (投稿by norih)
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

むくのき・えのき

Author:むくのき・えのき
都心 新宿区の街なかに残されたエノキ(ムクエノキ)の巨樹を何とか残したいと地域住民で立ち上げた会、「巨樹の弁天町エノキを愛する会」の活動ブログです。署名をお考えの方は、http://www5e.biglobe.ne.jp/~natsu86/からPDFファイルが手に入ります(印刷してお使いください)。弁天町のつぶつぶカフェさん(http://tubutubu-cafe.net/)でも署名ができます。仲間も募集中です!関心ある方は、mukunoki.enoki@gmail.comまでご連絡ください♪

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
ようこそ
ムクエノキの写真あれこれ
リンク
ブロマガ購読者向けメールフォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR